1875-09-01から1ヶ月間の記事一覧
今日はなんと忙しい日だったことか! 私たちは木挽町14番地の新しい家に落ち着こうとしているのだ。 今朝アメリカから大箱が四つ届き、それからずっと大事な懐かしい物――故国の香りのする物―を整理したりして、あまりにもする事が多く書く暇もなかったのだ…
1875年9月19日 日曜日 時は矢のように飛んでいく。日ごとにこのことをひしひしと感じる。私は十五歳になったばかりだけれど、これから先の年月がますます早く見えるようになってくるのが分かる。快い朝陽を浴び、あたり一面の美しさに浸りながら、二…