Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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1876-04-01から1ヶ月間の記事一覧

クララの明治日記 超訳版第13回解説

【クララの明治日記 超訳版第13回解説】 「さて、今日はお詫びから始めないと」 「お詫び? 何か事実誤認がありましたの? それとも更新時間が遅れたこと?」 「いやいや、自分的に課してきた『一回につき最低一回のオタネタを混ぜること』という誓いを果…

クララの明治日記 超訳版第13回−5

1876年4月28日 金曜日 昨日私たちは晩餐会を催した。そう、本物の晩餐会だ! この国では二、三ヶ月前には考えられなかったことだろう。 午前も午後もずっと休む間もなく忙しかったけれど、夜までにはすっかり準備が整い、雨降りだったけれども、田舎…

クララの明治日記 超訳版第13回−4

1876年4月22日 土曜日 今回はとても沢山書くことがある。というのは、今日初めて日本の劇場に行ったからだ。今まで見たくてたまらなかったのに機会がなかったのだ。 富田夫人、その叔母様と従姉妹の方たち、及び三浦夫人は今朝六時に行ってなんと夜の…

クララの明治日記 超訳版第13回−3

1876年4月18日 火曜日 昨日例の写真が届いたが、皆の感想は「…………」というもの以外なかった。 「これはなんということです!? 内田写真店と云えば今上陛下の写真も撮られた高名な写真家でいらしたのではないのですか!?」 すっかり昂奮したおすみを取り…

クララの明治日記 超訳版第13回−2

1876年4月15日 土曜日 今日母はひどく気分が悪く、外出できないので私も家にいた。 きのう季節風が吹いたが、雨のない小さな台風といったところで、まったく無害だった。今夜また風が出てきたが、どの程度ひどくなるのかは分からない。 東京会議所が…

クララの明治日記 超訳版第13回−1

1876年4月13日 木曜日 松平家を訪ねてから約一週間になる。つとめて書かないようにしていたのだけれど、今日は楽しいことがあったので、書かずにはいられない。 私は土曜からひどい風邪をひいて具合が悪かった。松平家でひいたのかもしれないし、土曜…

クララの明治日記 超訳版第12回解説

【クララの明治日記 超訳版第12回解説】 『本当にすまないという気持ちで胸がいっぱいなら、どこであれ土下座はできる。例えそれが肉焦がし、骨焼く、鉄板の上でも』 「というわけで、カ○ジの鉄板焼きでさえ、三浦夫人ならきっと!」 「…………ふう。まあ、い…

クララの明治日記 超訳版第12回−5

1876年4月7日 金曜日 松平家のご招待を受け、午前の授業をあまりしないで十二時に出発した。 おやおさんとおすみは、二人の制服を着た車夫の引く美しい人力車で先頭に立ち、母と富田夫人はその次、私は一人で、アディと三浦夫人が一番後だった。 様々…

クララの明治日記 超訳版第12回−4

1876年4月4日 火曜日 昨日授業をしなかっただけで、たっぷり休暇を取ったような気がする。 松平家のお嬢様はうちが気に入って、授業が休みに入る土曜日が来るといつも残念がる。 「母が是非クララ先生に我が家の庭を見に来て下さるよう云っています。…

クララの明治日記 超訳版第12回−3

1876年4月3日 月曜日 「よく我が家においで下さいました。妻共々、お待ちしていましたよ」 夢の中の中原氏の“奥様”は十四歳くらいだけれど、ちっとも綺麗でなく、太ったつまらない人だった……。 目が覚めると今日は日本の大祭日、神武天皇祭。だかに日…

クララの明治日記 超訳版第12回−2

1876年4月1日 土曜日 今日、食事とパン焼きが済んだ後で小野氏が見えて「上野の桜を見に行かないか」と誘って下さった。丁度その時、杉田氏の若夫人よしさんがいらしたので、皆で行くことに決まった。 人力車を呼び、母と富田夫人が一緒に、もう二台に…