Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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1876-05-01から1ヶ月間の記事一覧

クララの明治日記 超訳版第15回解説

【クララの明治日記 超訳版第15回解説】 「一週総集編が入りましたけれど、今回もクララにとっては“怒りの日”でしたわね」 「“怒りの日”と云っても、決して(以下略〜) 勘違いしないでよっ!」 「……お約束はこれくらいにして、さっさと本題に行きますわよ」…

クララの明治日記 超訳版第15回−7

1876年5月30日 火曜日 昨日から私は富田夫人と喧嘩している。事の始まりは、高木氏から聞いた何げない一言だった。 「富田夫人に私と中原氏のお嫁さんを探して頂いているのですよ」 母はすっかり衝撃を受けたけれど、私だってそうだ。我が家に結婚仲…

クララの明治日記 超訳版第15回−6

1876年5月29日 月曜日 昨日、母とアディは横浜へ行った。授業をして、おやおさんたちが帰ってから少し読書をしたけれど、二匹の子猫は膝の上を這っていた。 それから着替えて、シンプソン夫人に会いにヤマト屋敷へ人力車を走らせた。お留守だったので…

クララの明治日記 超訳版第15回−5

1876年5月24日 水曜日 今日、津田氏が、お庭に苺を摘みに来るように招待して下さった。 朝の仕事を片付けてから出かける用意をし、十時にビンガム夫人に会いに公使館へ行った。 「昨日夕食会をして疲れたので、まだ寝ているのですよ」 だけど、部屋に…

クララの明治日記 超訳版第15回−4

1876年5月22日 月曜日 今日は職人達が、新しい部屋を建てるためにせっせと働いている。 私は彼らが働いているのを見るのが大好きだ! 今、土台を築いていて、杭を打ち込んだり重い石を持ち上げたりしながら歌っているのが聞こえる。その歌は意味のな…

クララの明治日記 超訳版第15回−3

1876年5月18日 火曜日 昨夜私たちは殆ど眠れず、一晩中寝返りをうっていた。眠りを妨げるものは、良心の呵責を筆頭にあげれば、二番目は蚊である。 気持ちの良い日なのに風が実に烈しい。杉田夫人――つまり、盛のお母様だ――がいらっしゃるので何処にも…

クララの明治日記 超訳版第15回−2

1876年5月16日 火曜日 今日は私にとって大変楽しい日だった。おやおさんたちの授業はお休みにすることとして、まずは新しい部屋を整えるのに忙しかった。 新しい客間はとても綺麗になったと思う。新しい食堂もまさに素晴らしい。物事に専念した結果、…

クララの明治日記 超訳版第15回−1

1876年5月15日 月曜日 今日はとても忙しかった。でも、もし全然することがなかったら、きっと何をしていいか分からないだろうから、忙しいということは嬉しいことだ。 学校が明日ここ木挽町の敷地に移ってくることになったので、今日はその準備をして…

クララの明治日記 超訳版第14回解説

【クララの明治日記 超訳版第14回解説】 「今回はクララにとってのまさに“怒りの日”でしたわね」 「“怒りの日”と云っても、決して“途中から文体が明らかに変わった”とか“公式にアップされていたCGが本編に使用されなかった”とか“攻略キャラが4人から予…

クララの明治日記 超訳版第14回−7

1876年5月13日 土曜日 今朝、富田夫人と二人で御菓子を焼いたので、とても忙しかった。ビンガム夫人が「若き主婦の友」という素晴らしい料理の本を送って下さったので、大変重宝している。 十時にうちの近くの公園で、陸上競技協会が競技会を行った。…

クララの明治日記 超訳版第14回−6

1876年5月12日 金曜日 今日はあまり気持ちのよい日ではなかったが、いつものように生徒たちに授業をした。 三浦夫人がオルガンで「主我を愛す」を練習している。三浦夫人はとても覚えが早い。私たちは毎日、英語と日本語の両方でその短い賛美歌を歌っ…

クララの明治日記 超訳版第14回−4

1876年5月10日 水曜日 今日、母が松平夫人を食事にお招きし、勝夫人にもおいで頂くように伝言した。 午前に令嬢達が来たが、私たちが彼らを二階の奥の部屋にアディと一緒に閉じこめてしまうと、彼らは縫い物をしたり、遊んだりして時を過ごしていた。…

クララの明治日記 超訳版第14回−3

1876年5月8日 月曜日 「ご心配おかけしてどうも申し訳ありませんでした」 令嬢たちが今日またやって来た。おやおさんは長い間病気だったが、今日から再び私たちの務めが始まったわけだ。会議所がこの家の裏手の川に面したところに、私たちの新しい家の…

クララの明治日記 超訳版第14回−2

1876年5月7日 日曜日 今朝は九時から十時の間にかなりひどい地震があった上、天気はとても悪かった。 水曜日に小野氏の新しい家に行ったけれど、一部屋限りの家だった。その後、茶屋で日本の食事を頂いた。いま丁度日本では、長い間水に浸っていた舟か…

クララの明治日記 超訳版第14回−5

1876年5月11日 木曜日 いつもの朝の授業が終わると、母と富田夫人は勝家へ行った。母は木曜ごとに勝家のお嬢さんのお逸とおよねに縫い物を教えに行く。私は家にいてオルガンを弾いた。リビーおばさんが、この前の郵便で素晴らしい楽譜を二部送ってく…