Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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『空の青さを知る人よ』素晴らしかったです!

[雑記]

昨日は『劇場版 冴えない彼女の育てかた Fine』・・・ではなく、ようやく『空の青さを知る人よ』を見てきました。
で、感想。
・・・なんでこの作品の興行成績が『ハロー・ワールド』とトントンくらい爆死してるの!? 『ハロー・ワールド』の百倍素晴らしい出来じゃん!
共にキャストに俳優を使いながら、主人公(現在・未来)の俳優を使い分けた結果、同一人物に見えなくなった『ハロー・ワールド』に対し、ヒロインの姉の元彼氏(しんの)の現在・過去の演技を見事に成立させた吉沢亮の素晴らしい演技。
ヒロインの魅力を完全にぶっ壊した『ハロー・ワールド』の棒演技女優に対し『空の青さを知る人よ』ヒロイン姉妹のキャラを引き立てる見事な演技ぶり。演歌歌手役の松平健も普通に上手かったし。
内容的にもところどころ滑ってるマリー節はあるし、クライマックスのアレには賛否はあるみたいですが、個人的には「あの花」に始まる「秩父三部作」の中ではぶっちぎりで好きです。
「音楽をテーマにしているのに音楽シーンが~」などという批判があるみたいですが「この映画の本質は何処からどう見たって、徹頭徹尾、姉による妹への無償の愛! じゃん。なに云ってんの?」てな感じ。
まさかマリーがこんなテーマの作品をかけるとは思わなかった。しかもちゃんとラスト(EDのイメージボード)でその姉が報われて、ハッピーエンドになってる。
その結果ヒロインの初恋は見事に散ってしまうわけですが、この映画をちゃんと見て「姉ではなく、ヒロインの方とくっつくべきだ」なんて考える人間は普通いない。
とはいえヒロインに魅力がなかったかと云えばさにあらず。
なにしろ自分が強調したいのはヒロインの「眼」! そう、このヒロインで一番素晴らしかったのが「眼力!」。
田中将賀さんのキャラデザで、いや、昨今のアニメのキャラデザでこんな魅力的な「眼力!」をもったキャラは男性キャラを含めてさえ見たことがない。
事前のPVで見てた時は「このヒロイン姉妹の眉毛って・・・」って正直思ってましたが「眉の太さなんて飾りです! 眼を見て! 眼を見るべき!」と強調したいところ。
勿論その「眼力!」もヒロインの内面があってからこそ。周囲に全く媚びず、かといって偶にアニメでラノベにいるような周囲とは隔絶したキャラでもなく「幼年期の両親の突然の死によって内心に抱えている鬱屈はあるものの、歪みすぎているわけでもなく、かといって普通の女子高生のようには過ごせず、姉に対しての感情が~」といったキャラ造形が素晴らしい! マリーの書いたヒロインの中ではこの子が一番好きになりました。
まだまだ書きたいことはありますが、とりあえず小説を注文したので更なる感想はまた改めて。・・・「冴えカノ」を見に行くのやめて、こっちの二回目を見てくるかなあ。あっちは詩羽先輩派の自分が見に行くとクニティカルヒットを喰らいそうな内容みたいだし。
とりあえず円盤を買うのは確定したので来週も上映していたら二度目に行きたいと思います。・・・なんかそろそろ打ち切りくらいそうな箱の減少ぶりだけど。。。
「オルフェンズ」にぶち切れて長井監督&マリー離れした皆さんも、この作品に限っては上映中に是非見に行って下さい!

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