クララの明治日記 超訳版第31回−4
1877年6月2日 土曜日
今日うちで祈祷会を行った。
昼の一時過ぎに本当に懲りない矢田部氏がみえた。
「お浜御殿へ行きませんか」と誘ってきたのだけれど、私は無論行かなかった。
たとえ行けたとしても行く気はなかった。
「矢田部氏は、お宅のクララさんに会いたくて、頻繁に訪問しているんですって?」
そんな噂が宣教師仲間で広まっていると、トルー夫人から教えて頂いたので、母はすぐにそれを揉み消してくれたようだ。
1877年6月2日 土曜日
今日うちで祈祷会を行った。
昼の一時過ぎに本当に懲りない矢田部氏がみえた。
「お浜御殿へ行きませんか」と誘ってきたのだけれど、私は無論行かなかった。
たとえ行けたとしても行く気はなかった。
「矢田部氏は、お宅のクララさんに会いたくて、頻繁に訪問しているんですって?」
そんな噂が宣教師仲間で広まっていると、トルー夫人から教えて頂いたので、母はすぐにそれを揉み消してくれたようだ。