Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第53回−5

1878年8月4日 日曜日
もう八月だとは信じられない。けれど、時は容赦なく過ぎていく。
水曜日から、横浜のヘップバン家に来ている。静かな楽しい日々である。
始めの三日間、母とアディは息抜きにグランドホテルに泊まっていて、私も時々会いに行った。
毎日読書をしたり、書き物をしたり、オルガンを弾いたり、エプロンの刺繍もしたり。
それから宗教的な音楽と世俗的な音楽、両方相当数の写符もした。
今朝は日本人の教会に行き、粗末な日曜学校にも行った。
五時にホテルに行き、母を誘って一緒に聖公会の礼拝に行った。
聖歌隊の歌い方は早過ぎてまるで他の人には歌わせたくないようだったけれど、音楽はとてもよかった。
でも、お説教もとても早口で、しまいには話についていくことを諦めた。