Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第83回−4

1879年7月1日 火曜 
今日、母とアディは用事で横浜へ行ったが、早く帰ってきた。
私は留守番をしていた。
母が帰るとすぐ、ユーイング夫妻がみえた。
ミカドの音楽家であり、戦舞を大変美しく舞った柴田氏が、グラント将軍の歓迎会の音楽のことで相談に来られた。
宮廷ブラスバンドは、グラント将軍のレセプションで演奏する適当な曲を集めるよう命じられたが、知っているのはスコットランドかフランスの曲ばかりなので困っているという。
そこで「ヘイル・コロンビア」「星条旗よ永遠なれ」などを弾いてさしあげ、ディクソン氏から「勇者がやってくる」の楽譜をもらってあげると約束した。
柴田氏はこの上もなく喜んで帰っていかれた。
既に「ヤンキー・ドドール」は見つけておられたが、私はこの曲は好きではないので、外すように説き伏せた。
将軍はこの卑しいしもべの心遣いを喜んで下さるかもしれない。