Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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季節外れのホラー特集(をい)第二弾。今から三十年程昔にあったお話。
某鉄道会社の車掌さんは歌舞いた格好ばかりしていて上司から睨まれていましたが、我関せずとばかりその日もおろしたての白い靴を履いて勤務に。で、その晩、特急電車が田圃の真ん中で突然急停車。
その若い車掌さんは勤務規定通り、月明かりしかないその場にたった一人残されたのでした。「警察が到着するまでに“足りない部分”を探しておけよ」と云う指令と共に。……見つけた“それ”は、とても、とても重いものだったそうです。
その日の深夜。ようやく帰ってきた旦那さんを、玄関に迎えに出た奥さんは不思議そうに云いました。
「あれ? 今日は黒い靴を履いていったの?」
その靴はいつしか家から消えていましたが、靴を捨てた記憶は不思議なことに二人ともないそうです。
ひょっとしたら……いまもなお、家の何処かにこの靴はあるのかもしれません。
ちなみにこの話、云うまでもなく。。。