Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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 期間限定「聖杯戦争中な遠坂さん」コーナー(UBW準拠)

本日は遂に士郎とアーチャーの対決の時、そして士郎と凛の初めての……。
冒頭アーチャーの内心の吐露。士郎を殺した後のことは『……その後に待つものがなんであるかなど、彼にはもはやどうでもいい』。結局この後の慎二との会話も、凛をそのまま放置してくることもその延長ですね。あと英霊の“記録”が蓄積される事に関するこの一節。
>>言うなれば本と同じだ。一度呼び出される度に、その歴史の本が家に送られてくる。
>>出かけた筈の自分は家にいて、送られてきた本を見るだけの存在だ。
>>厄介なのは、その本がいつ送られてきたものなのか、彼本人には判らないという事である。
>>過去も未来も関係がない。彼の部屋には初めから全ての『本』がある。
>>いずれ自身が成すであろう『掃除』の記録を読む事でしか、彼には時間を計る術がない。
>>彼にとっては永遠も一瞬も変わらない。永遠は一瞬であり、一瞬は永遠なのだ。
これを読むと“このルートでの弓の記録”も予め“本“として存在しているように読み取れるわけですが、如何なものでしょう?
で、上とひょっとして関わるかも知れない疑問。何故アーチャーはギルガメッシュの名前を知っていたのでしょう? どう考えてもこのルート上の弓はギルガメッシュの事を知っている筈がないと思うのですけれど。
そして士郎とアーチャーの対決。まずは士郎との直接対決ではなくセイバーとの会話。ここではアーチャーの過去が語られていますが、ある意味でそれはセイバー自身にとっての闇。『セイバーは言葉を失ったまま、愕然とアーチャーを見上げる。それは、己の鏡像を見たような貌でもあった』『赤い騎士の言葉は、セイバー自身の闇でもあったのだ』。ですから、弓の生前がFateルートに似たルートだとすると……二重の意味で救われませんね。
そしてこのアーチャーの過去の独白。改めて読み直すと、理想を頑ななまでに掲げ続けているものの、その心は既に生前の段階で壊れているのだということをひしひしと感じます。凛がエミヤの記憶を垣間見た時『どうして誰も何も云ってやらないのよ!』と怒りを露わにしていますが、この期に及んでは確かに誰も止められるものではなかったのかと。エミヤが辿り着いた結論において、エミヤを止めようとすれば、その事自体がエミヤにとっては断ずべき存在になりかねませんから。
一方の凛、ランサー、言峰の方の話。やはり槍兄貴は格好良いと再確認する一方、HFを通過した後でこのシーンの描写を見ると、本当に言峰は死んでいるのかと。『業火はランサーの体を焼き、主だった男の遺体をも焼き払っていく』とありますので、まず間違いないとは思うのですけれどね。
凛に関して云えば気に留めたのがこの一節。『泣かれるのはイヤだ。自分が泣かしたと思うとハラがたってくるし、どう謝っていいか分からない』。自分のために泣かれるのがイヤだと云う凛ですが、これは凛が他人から愛されていることに慣れていないが故の言葉ではないのかと。ひょっとしたらこの辺も凛と士郎は似た者同士なのかも知れないなと思ったり。それ故にこの二人、行くところまで行くとバカップルになっても不思議ではないなとも思ったりする訳でw。
話は戻って、士郎対アーチャーのシーン。改めて付け加えることのない最大の見せ場ですが、気になった点だけ。士郎の頭痛の原因は弓から記憶を引き出しているが故であり、弓の記憶を、これから衛宮士郎が味わうであろう出来事を士郎は断片的に視てしまっているということは、UBW後の士郎にとっても、大きな影響があるのだろうなと。
決着、ギル様乱入。今更考えてみると、ギル様、ひっょとして弓が疲弊するのを待っていた? いや、そんな行動はギル様らしくありませんが、状況証拠は揃っていますし。あと『―――煤で汚れる。命拾いしたな、小僧』って、服の汚れだけを気にして戦闘を放棄するのが相応しいキャラというのは、ギル様以外いないなとw。
そして死闘を経て衛宮家に帰還。ギル様に対抗する手段を見つけた凛の行動は、本当に不審で、コミカルで、可愛らしいかと。ちなみに直前の選択肢でセイバーを選んでも、セイバーに嫉妬しまくる凛が見られて、これはこれで可愛らしいかと。UBWグッド後の凛って、時折こんな感情に振り回されるのでしょうね。
そして凛を最初から選択肢に選んだ場合は、もう何も語るまでもありません。ここは士郎の気持ちになって、そのまま素直にドキドキ感を味わうのが一番正しいプレイの仕方かと(^^)。しかし改めてじっくり再プレイして確認してみると、士郎、この日まで三日連続、死にそうな怪我を負っているんですよね。にもかかわらず、ベッドの上のケダモノっぷりは、流石は主人公と云うべきか、それほどまでに凛が可愛かったと云うべきか。いえ、でもFDで志貴みたいにあまり張っちゃけ過ぎて貰うのも、ちょっと士郎とは違うかな、とは思うのですけどね。
で、事が済んで。あくまスレでも以前議題になりましたけれど、凛の『……ばか士郎。痛いって言ったのに。……もう二度とエッチなんてしないんだから』発言。士郎なら本気でこの凛の言葉を真に受けそうだなと。グッドはともかく、トゥルー後の、この二人の“次”というのは結構先になりそうだ、って予想が多かったかと。自分的にもそんなイメージですね。もっとも凛は『っ…………ふん。謝ったって許さないわ。士郎には二度も泣かされたし、かならず仕返ししてやるんだからっ』と宣言しているのですけれど、でもその時になったらなったで、やっぱり士郎が主導権を握る光景しか想像出来ないのは、自分だけでしょうか?w
さて、明日は遂に最終決戦の日、です。