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異文化交流クイズ、新シリーズ「ナポレオン三世によるパリ大改造」第２回の問題は、後にパリを大改造することになるナポレオン三世が反逆罪でアム監獄に投獄されていた当時の手紙に『私は第二の○○○○になりたいと思っています。何故なら○○○○はローマを大理石の都にしたからです』という一節があるのですが、この伏せ字部分にあるローマ人とは一体誰でしょう？　という問題でした。
今回の正解へのヒントは選択肢の中にあった、カエサルとアウグストゥス。御存知のように、ローマの英雄カエサルは婿であるアウグストゥスに後事を託し、そしてその期待通りアウグストゥスはローマ帝国とローマの都を築き上げました。
三世はそんな二人の関係を、叔父の１世と自分自身に重ね合わせてみたわけで……と云うことで、今回の正解は１番のアウグストゥス、でした。
そして事実三世が築き上げたパリは「モニュメントを置いた広場から放射状に伸びる道路」「新しい建物のファザードに、汚れが付かず光を眩く反射する白い御影石の多用」という点にローマを目指していたことが現れています。
同時代に、そして後年も、内政・外交共に散々批判されることになるナポレオン三世ですが、それでもこのパリ改造に関しては、現在のパリ住人、並びに現在の光溢れるようなパリの都を訪れる観光客達も、彼に感謝すべきなのかと。
今回の正解者は、Mr.ROMさん、ゼノゼノさん、Ironさん、totuさんでした。次週以降も、飛び入り参加も大歓迎ですので、どんどんご参加お待ちしています。[追記]sumaさんも時間はオーバーでしたが、セーフということで正解とさせて頂きますねー。
さてここら具合で総論を終え、次回から本格的に、ナポレオン三世によるパリ大改造を上げていきたいと思いますので、引き続き宜しくお願いします。