Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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森久保祥太郎さんが浅川悠さんと結婚だそうで、おめでとうございます。自分的には、エクセル・サーガの岩田紀國か、MAJORの茂野吾郎が、 Fateのライダーさんか、ブギーポップは笑わない霧間凪と結婚するイメージで、なんか物凄く面白そうな夫婦だなあと(←失礼m(_)m)。お幸せに。
久々の休日出勤な今日は朝の8時から昼3時過ぎまで、完全ノンストップで「治験審査委員会」の速記録作成。ちなみに治験というのは簡単に云うと、新薬の実験のことですねー。1時間半ほどの専門用語が飛び交う会議を、レコーダーを操作しつつ「一言一句」文字化。原稿用紙換算で優に120頁超。キーボードを叩きつつ、レコーダーを常時操作していた左手の指はほぼ炎症状態。……ちなみに自分、この委員会の委員でも、事務ですらないのに、何故か毎月こんなことをやらされているのでした。。。
気を取り直して、帰宅後は読書強化週間続き。今回は数年前に江戸川乱歩賞を獲った「脳男」を。
物語の前半は、大変ワクワク出来ました。特に、物語の中心である所謂「怪人 脳男」の正体が明かされていく過程は。が、彼の正体がほぼ明かされ、この物語の「敵」と対峙する頃には、何故か前半のドキドキ感は急速に薄れてしまいます。クライマックスの場所が病院内で、そこの描写が少々現実離れしていた(少なくともうちの病院と較べるとw)のもあるのですが、それ以外にも何か物足りない。
で、諸々理由を考えてみたのですが、その「怪人」の素性が(設定的に)そもそも感情移入しづらいこと以上に、大きな原因に思い至りました。それは所謂「敵」が極めて「現実的なレベルだから」ですね(今作の場合、犯人の「脳男」に対する執着についても少々首を傾げましたが)。
漫画やアニメ、ラノベでは「異能力を持つごく普通なw」若者「世界規模の敵」と対峙する事が全然珍しい事ではありません。が、どうやら「世間一般の」小説では、そんな設定にすれば「非現実的だ」という烙印が押されてしまうようでw。
と云う事で、世間的な物差しで見ると、脳男の設定にワクワクしつつ「どんな強大な敵が立ち塞がるのか!?」と勝手に期待していた方が悪い、という結論になるようです、はいw。ですが、元々自分はSF畑の出身でもありますので、やはり「怪人の敵」は強大な相手が良いですよねー。