Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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異文化交流クイズ「異文化としての吉原」最終回の問題は、遊女が「○○さま命」などと腕に刺青を入れる「起請彫り」という手法の変形として、ある遊女はある程度『被り』がある『あるモノ』を刺青し始めたのですが、あまりに頻繁に男を変えすぎ身体中『それ』の刺青だらけになってしまい、名物遊女になってしまった、という話があるのですが、この遊女は名前の代わりに『なに』を刺青として彫っていたのでしょうか? という問題でした。
今回の正解は「家紋」でした。日本の家紋、多い事は多いですが、代表的なモノはある程度限られていますしね。イギリスのソレだったら、殆ど全部違って汎用性が全くありませんがw。
しかし身体中に家紋の刺青だらけの遊女……本人も半ばウケ狙いなんじゃないかと思わないでもないようなw。刺青と云っても消す気になれば消せる刺青が大半だったようですし、実際数百年後の今も彼女の事はこうして語られているわけですから。
今週の正解者は、LLさん、せみこさん、Ironさん、totuさん、それから22日の午前5時37分に回答頂けた方でした。
と云うところで、今シリーズのトータルの結果発表。トップはMr.ROMさんとIronさんが同点の6問正解。相変わらずお二人ともお見事です。続いてtotuさんが五問正解。せみこさん4問、LLさん2問正解でした。いつものように5問正解の方には粗品進呈させて頂きますので、しばらくお待ち下さいませm(_)m。
次回シリーズでもどうかご参加宜しくお願い致します。新規参加も大歓迎です。


さて、最後にいつものように今シリーズの主要参考文献一覧を。
前半の基礎知識編については、主に青春出版社「江戸三〇〇年 吉原のしきたり」から。この本は初心者にも非常に分かりやすく吉原の解説がなされています。そしてこの本の「主な元ネタ」となった本が、ちくま文庫「江戸いろさと図譜」。更にこの本は幕末に書かれた随筆「守貞漫稿」を元にしていて、そこに分かりやすく解説や関連資料などをつけながら遊女の歴史と吉原、そして京阪の色里の特徴を解説しています。更に細かい点は「江戸の花街―鳶魚江戸文庫〈13〉」を参考に。三田村鳶魚という名前は、隆慶一郎作品の愛読者ならば目にされた事がある筈ですが、戦前における江戸期の考証の大家で、現在では「江戸学の祖」と呼ばれています。
そして後半のメイン素材だったエンリケ・ゴメス カリージョ著の「誇り高く優雅な国、日本」。吉原以外にも「詩歌」だの「侍」だの「武士道」だの「ハラキリ」wだの、所謂「外国人の日本への典型的な興味の持ち方」が顕著に表れた本ですが、だからこそ興味深いといえますので、興味を持たれた方は是非。


それでは次回シリーズもどうかお付き合い下さいませ……と云いつつ、まだ現時点でテーマが決まっていません(汗)。流石に2年程このシリーズを続けているとネタが切れつつあり。。。
と云うわけで、申し訳ありませんが仕事も多忙な時期ですので、一、二週お休みを頂きましてネタ元探して参りますので、再開まで暫しお待ちをm(_)m。ただネタさえ見つかれば即時再開の予定です。
と云うわけで、ネタ本になりそうな本の情報もお待ちしておりますm(_)m>特に心当たりの方(笑)。