Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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ようやく纏まった文章に出来る程度には冷静になってきましたので、「そして明日の世界より――」について、自分なりの骨子解説を。(以下、微ネタバレあり)


十年一日のように変化のない島の暮らし。
そんな島の暮らしの中、主人公には「守るべき人たち」がいた。
もっとも主人公にとってそれは呼吸をするように自然なことだったけれど。


だが彼に、いや、世界全体に突きつけられた三ヶ月後の終末。
待ち受けているのは、いくら足掻いても覆せない絶対的な死。
その死は主人公にも、彼が守るべき人たちにも等しく訪れる。


変わる世界、変わる人々、
それでも変わらない世界、変わらない人々、
そして変わるべくもない、彼が守るべき人たち。


苦悩の末にようやく自分を取り戻した主人公。
だがそんな彼の前に「蜘蛛の糸」が降りてくる。
それは思いもかけぬ僥倖であると同時に、
再び主人公の世界を崩壊させる「悪意」そのものだった。。。


骨子レベルで粗筋を書くとこんな感じになるかと。
格別凝った展開ではないのですが、主人公の心情を細やかに、そして主人公の周りの脇キャラを丁寧に描いているが故に「蜘蛛の糸」が降りてくる頃には、かなり主人公に感情移入してしまっています。それだから故に、この後から終局に至る展開が悲しいのですが。。。