■

母方の叔父が亡くなってから時折、祖母をうちに迎えるのですが、間もなく９０歳の祖母の話相手になっていると(流石に少々話に脈絡はないものの)昔の非常に興味深い話が聞けまして。今日聞いたのは「曾祖父は二十歳の頃から五年程、丁度日露戦争の当時、ニューカレドニアのニッケル鉱山で働いていた」という話で、この話は母すら知らなかったので親子で吃驚。歴史の本で「明治期に既に南方の鉱山に出稼ぎに行く人々が相当数いた」というのは読んだことがありましたが、まさか自分のご先祖がそうだったとは思わず。
しかし日露戦争当時、既に大人だった人が僅か３０年程前には普通にみえたわけで(その曾祖父はかなりの長命でしたが)、更にあともう1.5世代前には明治維新前後に生きていらした方が普通にみえたわけで、そう考えると幕末維新期というのは、それほど遠い昔じゃないないんだと実感。