Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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以前から予告していましたが、新コーナー設立!
コーナー名は「ラノベ風に明治文明開化事情を読もう」。このタイトル通り「ラノベを読むような手軽な感覚」で、かつ「もっぱら外国人の視点から」明治の開化事情を紐解いていこうというコンセプトのこのコーナー。以前当ブログで毎週アップしていた「異文化交流クイズ」の発展変化球版(笑)みたいなものですね。
以下、少しだけ前口上がありますが、その下の本編から読んで頂いても全然構いませんので、どうか宜しくお願い致しますm(_)m。


まず最初に。何故このFate雑記というブログでこんなコーナーを作るかと云えば、一応直裁的には「遠坂家」「間桐家」「言峰教会」などのモデルとなった建物が文明開化以降、日本に住み着いた外国人たちの建物をモデルにしている点が上げられますが、更に遡ると自分のアニメに関する原体験が「マクロス」と「ザンボット3(再放送)」だからなのですね。
前者は云わずと知れた異文化との接触がメインテーマですし、後者は「地球を守っている」主人公たち(祖先は宇宙人だけど、敵襲まで普通に地球人として暮らしてきた)に対する地球人の態度(と、かの有名な人間爆弾(汗)が、幼心に強烈なトラウマとなって未だに残っていまして。
「異文化の視点から我々を見たときに、それがどのように映るのか?」
これが歴史を、文化を、そして政治を読む際の自分の基本スタンスになっています。勿論「異文化側の視点」もまた相対的な物ですし、開国期のものだと今日的な観点で云えば、人種差別意識が満載です。それでも、彼らの記録からは「当時の日本人が意識もせず普通に行っていた行動」それが故に文章としてわざわざ残されることもなかった当時の日本人の「普通の」姿が伝わってきます。


ただ同時にそれらの記述は、今日的視点で見た時に、明治維新当時、いえ、江戸期を通じて育まれてきた「一つの固有の文明」が今はもう滅び去ってしまったことを示す悲しい実例でもあります。勿論全てが滅び去ってしまった訳ではありませんが、それでも確実に当時と現在を比較すると、我々の立ち位置は、我々の先祖側ではなく「異文化の視点」だった外国人側にずっと軸足が寄ったものとなっています。
しかしこのことについて今更嘆いても仕方ありません。今更我々は当時の文明に戻ることは出来はしないのですから。ただ自分は、その固有の文明が終わりゆく様を、その終わっていく様を嘆き、記録してくれた異文化人たちに感謝を示すためにも、一人でも多くの人に知って貰いたい。そのためにオリジナル小説の舞台にもこの時代を選んで、コツコツ書いてきているわけですが、落選続きで上手く行かないわけで(苦笑)。


と云うわけで、うちは弱小ブログですが、折角ある一定数は訪問者の方も来て頂けていることですし、ブログの趣旨からは外れますが、お時間に余裕のある方は是非今回の企画にお付き合い下さいませ。
勿論皆さんに気軽に読んで頂くべく、表題通りに出来るだけラノベ風に「翻訳」というか「超訳w」しながら、御紹介させて頂こうと思います。第一弾は以前「異文化交流クイズ」で10週にわたってご紹介させて頂いた「クララの明治日記」からの記述となります。