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昨日に引き続いて、また困った患者さんの話。
来院中に再三再四、医師や看護師に暴言を吐き、時には物を破壊したり投げつけるなどしていた患者がいたのですが、流石に最近は「毅然とした態度を取るべし」という姿勢に病院側も変わっていて(以前は救急外来の患者に、何の落ち度もないのに土下座させられる職員とかがいたり(汗)、顧問弁護士作成の文書で、かつ警察官立ち会いの下に「当院の治療に際して、妨害行為などをしない」という趣旨の誓約書に署名しない限り治療しない、という方針をとっていたりします。
ですが、その患者は「そんな文書に署名することは俺のプライドが許さない」と署名を拒否。こちらは弁護士を通して「それでは当院では診療を受けかねますので、他院にどうぞ」とはっきりと主張したところ、渋々他院に行くことに。
それで最近は静かだったのですが、どうやら他院でも同じ愚行を繰り返したらしく、本日その患者の「世話を見ているところ」が再び「面倒を見てくれないか」と打診。うちとしては「署名をしない限り不可」と主張せざるを得ないわけで、さてどうなることやら。自分の直接の担当の仕事ではないとはいえ、気が重い重い。
で、実は上記の話、肝心な点が一点抜けていまして。その当の患者「ただの一円でさえ、自分で診察代を払っていない」のです。この場合は厳密には違うのですが、通常「診療行為の妨害」でなら拒否できるのですが「お金を払わない」では病院は診察を拒否できないのです。……こういうの、最終的には一般の善良な国民の負担になるんですよね、やりきれない。。。