■

ＷＨＯの発表「フェイズ４、突入。でも強制渡航制限なし」。ということは、やはり毒性自体はそれほど危険視はしてませんね。
一番最初の日に書いたとおり、要は今回のは映画やドラマで放送されたような致死率の高い完全新型の鳥インフルエンザではなく「ソ連型」とか「香港型」とかのような、従来種の亜種なのですね。ですので、やはりパニックになる必要はないと思われますので冷静な行動を取ることが必要かと。まあ、マスクと消毒薬くらいは手に入れておくのは、悪いことではありませんけれど。
追記．
本日、この分野ではそれなりの有名人であるうちの呼吸器科部長の緊急講演会がありまして、解析上に書いた自分の推測でほぼ間違っていないようです。ヨーロッパで既に解析された遺伝子を見る限り、鳥インフルエンザのような殺人的な致死性がないこともはっきりしているとのこと。
そして今後の展開としては「ゴールデンウィーク中には入ってくるだろうね」と云うと同時に「来年の今頃にはみんな免疫を持つことになっているよ」という予想を披露されたことで、いつもとちょっとだけ違うインフルエンザが出て、普通に感染して、普通に熱が出て、大概の人は普通に回復する、という展開を辿りそう。
まあ、普通のインフルエンザに罹っても亡くなる方は沢山いるわけで、決して侮ってはいけませんけれど。あと確かに若年層はかかりやすいかも？　という傾向はある模様。どうもこれは免疫の有無によるようですが。

で、ここからは医薬品・診療材料業界情報。
その１。タミフルの供給は(実質)国によって既に止められました。今のこの時期に買い足すのは明らかに「備蓄目的」ととられたわけですね。ま、事実そうなのですが。発生したらその地域に大量投入するつもりかな？　ちなみに、うちは昨日のうちにリレンザを大量購入してますが(当方の読み勝ち！)。
その２。いわゆる「サージカルマスク」ですが、既に供給が一部マズくなっている模様。正直皆さん、パニック起こしすぎですよ。……ただ煽るわけでは決してありませんが、家に全くマスクがない、という方は早めのご購入を。
他にもネタはあるのですけれど、また明日以降に〜。