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>専門家の目から見て今のマスコミ報道は煽りすぎ？　それとももっと国民に警告すべき？どちらだと考えますか？　
>自分は「正しい情報（手洗いの励行や人混みに行かないなどの対処法）」が少なく、ただたんに煽り報道気味ではないかと思うのですが。
専門家というほど詳しくはありませんが、一応仕事上色々調べる事になったので私見を。長文につき、以下隠します。
マスコミなんて所詮あんなものです。煽り云々ではなく「その場のノリ（基本ネガティブ方向）」で書いているだけですよ。
実際に地元新聞は、ある日は「検疫体勢が甘い。医療機関の対応が遅い」と書き、またある日は「日本は騒ぎすぎ。もっと冷静な対応を」と同じ新聞とは思えない錯乱ぶり。いえ、多分「批判の対象」を探しているだけなんでしょうね。批判にせよ、煽りにせよ、方向性が「ネガティブ」ということには違いはありませんから。
政治問題については、あれほど熱心に国民を「啓蒙」しようとしているのに、本当に不思議なものです。一体何故なんでしょうかねぇ？(棒読み)　

さて、一方医療機関側にとっては今回の一件の意義は明確で、マスコミのアレな報道を含めて「予行演習」なのです。来るべき「鳥インフルエンザのパンデミック」の。
厚労省は既に昨年の段階で、新型インフルエンザの行動計画マニュアルを初期国内発生時まで完成させていて、都道府県を通じて各病院に「このマニュアルに則って行動計画を作成せよ」と。
今回の騒動でもその行動計画に則って行動しているわけですが、専門家を集めて対策を作っても所詮は机上のプラン(元々鳥インフル対策用でしたし)。実際に現在進行形で物、人、情報伝達に不備が次々と発見されており、全国の医療機関ではその齟齬を埋めるべく対処している真っ直中。
というわけで、大半の医療機関関係者はこう思っているわけです。「本番の前に丁度いい予行演習になっているな」と。

で、ここまでが「現状」なわけですけれど「啓蒙するならこれからでも遅くない」というのが個人的感想ですかね？　本命はあくまで致死率が異常に高くなることが予想される鳥インフルエンザですから。
流石に状況が「身近」になったので、いい加減マスコミも、今日くらいの新聞からは、流石に啓蒙を少しは始めたようですし。もっとも同時に煽り報道も更に増えるでしょうね。
とりあえず、少なくとも今回は毒性自体は低いことは遺伝子解析上間違いないようですので、ある程度まで「割り切って」たとえ少数の人からでも「正しい対応」を理解して貰っていくしかないかな、と。
マスコミに期待してもアレですので、ネットやられている方はマスコミ報道しか見ていない身近な人たちに、口コミでいいので啓蒙して頂きたいものです。あと防災グッズを備えるように、パンデミック対策グッズを備えることも「安心を買う」という意味では無駄にはなりませんし。当ブログでも対策グッズ各種を紹介していく予定ですので。
私信．いつも楽しく読ませて頂いておりますm(＿)m。