Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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最後に今回分の「クララの明治日記 超訳版」解説を、いつも通りにお逸とユウメイに。
【クララの明治日記 超訳版解説第42回】
「最近は葬儀や法事絡みの話が多かったので、今回は久々に“クララの日常”って感じだったわね」
「ですけれど、来週更新分ではクララがお呼ばれした結婚式特集になりますけれどもね」
「さて、今週は早速本題に。
メイがクララに語った話って、何処かで聞き覚えがある気がするんだけど、でも記憶と微妙にズレているような気がして不思議な気分なんだけど?」
「わたくしが話した内容は、今日知られている内容とは確かに微妙に違いますわね。
巷間でよく知られている話、というより今日知られている話では、煮えたぎる銅の中に飛び込んだのは鐘匠頭の娘、となっていますわ。
皇帝は専ら“期限に間に合わなければ職人たちの首をはねる”と命じる悪役として描かれているわね」
「うーん、でも元々この話の本題は“親孝行の美談”なんだから、あまり関係ないのかな?」
「元々は確かにそうだったのでしょうね。ですけれどこの“鋳鐘娘娘の伝説”は時を経るにつれ、怪談としての色合いを強めていったそうですわ。
かつて、この鐘が鳴らされた晩の七時頃だったというということで、親は子供達にこう云って脅しつけたそうよ」
『ほら、鋳鐘娘娘が靴を探しにきたよ、早く寝なさい』
「正真正銘のホラーじゃない!」
「わたくしにそんなことを云って貰っても困りますわ! わたくしとしてはホラーをクララに紹介したつもりはないのですから」
「……そういえば、クララの反応も何処かズレてるよね、特に眼を抉り出した女の人の話の方なんて」
「この頃は“永遠の愛”に憧れる年頃だったのでしょう? 
……この二十年後。彼女の口から同じ感想が出てくるのか、興味があるところですけれども」
「……相変わらず友達相手でも全く容赦ないわよね、ユウメイは。
ところで、さっきの鐘の話に戻るけれど、人間の身体の一部を入れることによって銅製品が固まり、天下無類の逸品ができる、って逸話、剣でもこんな話があったような?」
干将莫耶でしょう! 云わずと知れたFateでのアーチャーの愛剣。もっとも干将莫耶の場合、中に入れられたのは妻の爪と髪だけですけれども。
お逸、貴女、まさかここのブログの生い立ちからして忘れているんじゃないでしょうね!?」
「……いやー、自分で言葉に出してみるまですっかり忘れてたり」
「まったく! 貴女って人は本当に!」
「形勢がまずくなってきたようなので今週のところはこの辺で。
来週はユウメイが最初にチラリと云ったように、クララがお呼ばれした村田氏の結婚式の模様がメインとなります」
(終)


と云った所で、今週も最後までお付き合い下さった方、有り難うございましたm(_)m。
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