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自分のところは速報で「仕分け」の翌日には取り上げさせて貰いましたが。
ようやく今頃になって(マスゴミは殆ど報じないので。自分が知ったのも薬剤の業界紙だし)普通の医療現場でも「これはヤバイ」と気付き始めた模様の「漢方薬の保険適用除外」のお話。
手元に仕分けに利用された資料もあるわけですが……たったこれっぽっちの資料（Ａ４で丸１枚分もないどころか、更にその半分）「漢方薬は無駄。保険適用する必要なし。買いたきゃ全額自費で薬局で買え。多分値段的には最低３倍から４倍値上げかな？」と仕分け人とやらは判断したかと思うと、そして国民がそれに諸手をあげて賛成している構図を見ると、本当に目の前が絶望で真っ暗になりそう。
いっそ来年の４月まで放置しておいて、該当患者が４月の最初の診察にかかった時
「３月末までは保険適用できましたが、４月以降は一切保険適用できないので漢方薬は処方できません。恨むなら、あなた方が喝采を送った仕分け人とやらを恨んで下さい」
と吐き捨てたいブラックな感情が沸き立つのを否定できないのですが、漢方薬に頼らざるを得ない人たちを、マトモな報道をしない糞マスゴミの犠牲者にするわけには参りませんので、以下のリンク先の署名にご協力下さい。
国民の大半が喝采を送る事業仕分け。マスゴミはＮＨＫを含めて枕詞に「予算の無駄を省く業務仕分け」と付けることによって、更なる印象操作を行っています。
この枕詞通りなら、病院で処方される漢方薬に頼る人は「無駄遣いをする人たち」に分類されることになるのですが、そこのところマスゴミも、仕分け人に拍手喝采をおくる国民も本当に理解しているのでしょうか？
他にも「金にならない研究をしている学者は無駄」「海外生産品より高い商品を納入している国内業者は無駄」「離島とかにインフラ整備をするのは無駄。そんなところに住むな」等々、普通政治家や高級官僚が口にしたら、マスゴミに袋叩きにされる真似を大々的にしでかしておきながら、仕分け人は全くその自覚なし。
しかも派手にやればやるほど国民が拍手喝采をおくるため、更にヒートアップ。
勿論、複数省庁間に渡る予算について縦割り行政の弊害をなくすだの、天下り官僚に短期間で高額の退職金を支給することの禁止等の改革は大いに結構。ですがそれをやるならば、国会や委員会の審議でやればいいのであって、あんな短時間で、あんな公開処刑紛いの方法で実行するなんて論外（勿論意図的にああいう方式にしたのでしょうが）。
しかもここまでして削った予算を注ぎ込むのが、子ども手当、高速道路無料化、ガソリンの暫定税率廃止、農家個別補償。おまけに景気よくバラ撒く外国支援。本当に頭を壁にぶつけたくなります。
ともあれ「漢方薬の保険適用除外」はたまたま身近な話ですので興味を惹きやすいと思います。皆さんもネットだけではなく身近な人たちに声を掛けてみて下さい。そして削減や廃止される手当や事業が本当に無駄なものなのか、考えるきっかけにしてみて下さい。
自分ですか？ 自分は病院で漢方をよく処方する先生に会うたびに「いやー、大変ですねぇ、先生」と声掛け運動をしております。……自分の性格の悪さが滲み出ていますがw。
