Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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なんとか当初の予定通り、一ヶ月目で次回作テーマ決定会を開催します。
司会はいつものように、お逸(勝海舟三女)とユウメイ(中国系アメリカ人初の正式な女医)にお願いします。


「パンパカパーン! 
只今より次期『ラノベ風に明治文明開化事情を読もう』テーマ決定会を開催いたします。
次回以降、しばらく続く予定のシリーズの決定についてですので、今までのシリーズ読んでいらっしゃらない方も是非読んでいって、投票して下さいませ」
「はじめたのは良いのだけれど、もっぱら自己責任の多忙のせいで、殆ど本の読み込みが出来ていないのではなくて?」
「……うっ、確かにその通りだけど、連載決まったテーマについては、毎週じっくり読み込みながら、皆さんと一緒に知識を深めていきたいなー、なんて思ったり」
「怠慢に対する自己弁護ですわね、はっきり云って。
……まあ、いいですわ。それで読者の方に読んで頂くに値する文章が書けるのなら。
では、早速始めましょうか?」
「うん、ではエントリーナンバー1番からいきます。
サブタイトルは『女学校教師視点で見た明治文明開化事情』!」
「これはいつの時代の、どんな方がテーマなお話ですの?」
「舞台は1888年だから、クララが日本を最初に発ってから8年後。
つまり、今この時点ではクララは日本に戻ってきているわけだけど、クララの親友でもあった津田梅子の、アメリカ留学時代の恩人かつ親友であったアメリカ人女性、アリス・ベーコンが、日本政府の招聘を受けて、華族女学校に赴任したところから話は始まります」
「なるほど、この方のプロフィールだけ見ても面白そうですわね。
この方が、日本政府が直接外国から招聘した、最初の女性教師というとになるのかしら?」
「形式的にはそうみたい。
もっとも、それまでも日本に滞在中の外国人女性を政府が雇っていた事例はあるから――というか、クララの母親であるアンナ先生からしてそうだよね――それ自体は、それほど特筆すべきことじゃないかもしれない。
でも、この人の日記を読むと、品があるのよねー。
クララの日記って感情むき出しなところがあったけれど、この方は冷静沈着に、でも愛情を持って日本の人や風物を観察している感じで、ちょっと読むだけで日記に引き込まれそうになるの」
「そうですの、それでは良いんじゃありませんの? 特に討論会をするまでもなく、この方を次回の主人公に据えても」
「うーん、だけど、折角クララの日記で明治初期の日本の教育事情の一端が伺えて、クララ自身、津田梅子と共に、再来日後には本格的に関わっていくわけだけれど、この方の日記を紹介してしまうと、少し時代が飛んじゃうんだよね。勿体ないことに。
ミッシングリンクが出来ちゃう。というわけで、エントリーナンバー2番。
主人公は日本最初の女子留学生であり、現在の津田塾大学の創設者、そしてクララの日記のレギュラーだった津田仙氏の娘であり、クララ自身とも親友となる津田梅子さんを主役に据えた『津田梅子と日本の女子教育事情から明治文明開化事情を知ろう』というサブタイトルで」
「随分と前振りが長いタイトルですわね、概ね内容を現しているとは思いますけれど」
「ただ問題は、ブログ主がここで解説するために必要な、津田梅子の包括的な伝記の類を所持していないことなんだよね。当然日記の類も。
だから津田梅子の人生を淡々と追った無味乾燥な解説シリーズになっちゃうかも?
それでも、日本の女子教育の流れなんかはよく分かると思うけれど」
「それは少し読者的には辛いかも知れませんわね。
ただ分かりませんことよ、このコーナーの読者の方は実はそういうアカデミズムなものを求めているのかも知れませんし」
「うーん、どうなんだろ? それくらいなら、こっちの方が良いかも……ということで、エントリーナンバー3番『お嬢様の明治文明開化事情』。
津田梅子やアリス・ベーコンや――そして僅かながらクララ・ホイットニーも――が苦心して作り上げた日本の民間女子教育の一方、華族のお嬢様達はどんな学校生活を送っていたか、というお話。
ナンバー2と似ているようで、全然違う、物凄く俗っぽいテーマになります」
「面白そうは面白そうですわね。貴女が好きなサブカルチャーで云えば“リリアン女学院”の明治版と云うところかしら?」
ごきげんよう、ユウメイ……って、そこまで優雅じゃなくて、本当にもっと俗っぽい話だけどねー。
少なくとも津田梅子たちが求めた女子教育とは幾光年も離れた存在だと思う」
「……なんとなくですが、云いたいことは分かりましたわ。つまり、2と3は表と裏、裏と表、ということですわね?」
「そうそう、そんな感じ」
「では、こんなところで出揃ったのかしら? 次回作のテーマは?」
「待った待った。まだあるって。
エントリーナンバー4番『ロシア人革命家視点で明治文明開化事情を読もう』」
「却下」
「えー、なんでよー!」
「またブログ主の好きな、あの義足のロシア人革命家のお話でしょう?」
「えー、ただの義足のロシア人革命家じゃないんだってば!
兄はトルストイの小説の主人公のモデルで、弟はヨーグルトを世界的に普及させたノーベル生物学賞受賞者にして、光源氏計画を地でいった生粋のロリコン
本人はイタリア統一戦争に参戦して片足を失ったものの、十数カ国語を自在に操り、ロシア内務省から危険人物としてマークされていた生粋の革命家にして、後にロシア陸軍を倒す大山巌元帥のフランス語教師で、大の親日家で、和服の似合うこと似合うこと。
こんな面白人物そうはいないって」
「御本人が面白いこととこのシリーズの主人公となるのとは全く話が別ですわ。
折角ここまで可愛らしい路線でやってきましたのに、何故むさ苦しい男の話なんて」
「えー、そんなこと云ったって、テーマを選ぶのはあくまで読者だって。読者が選べば文句はいいっこなしだよ」
「……分かりましたわ。いいでしょう、どうせ選ばれるとは思えませんし。
で、今度こそ出揃いましたわね、次回作テーマ?」
「うーん、実を云うともう一個だけあって」
「なんですの、意外と長くなってきたから早くお言いなさい」
「エントリーナンバー5番『ライトノベルとして明治文明開化事情を読もう』」
「? どこが違いますの、メインタイトルと」
「『風』が落ちた」
「はっ?」
「だーかーらー『風』が落ちて、ライトノベルとして書くんだって。
メインキャラをクララとユウメイと私で」
「……また私たちの会話以上に痛々しい企画を。。。」
「ざっとした流れはこんな感じみたい。
舞台はクララの最初の日本滞在時、かつユウメイがアメリカ留学する前だから、1877年か1878年かな? クララのところに、私が“錦絵新聞”で見た不思議な記事を持ち込んで、という展開で話を進める、ってブロットには書いてあるね」
「確かに第一話分だけ、最後までブロットがあるようですわね。
ですけれど、これ、完全にフィクションじゃありませんの? 非実在の人物が実質的な主人公ですし」
「うーん、ライトノベル“風”じゃなくて“ライトノベルとして”だからね。
“不思議な記事”というのは、当時の情勢からかけ離れた物は、最初のうちは避ける、ともプロットには書いてあるけど。
と言うわけで、この辺は読者アンケートにお任せします」
「今度こそ本当に締めに入って構いませんわね。
それでは改めて整理を。
エントリーナンバー1番。『女学校教師視点で見た明治文明開化事情』
エントリーナンバー2番。『津田梅子と日本の女子教育事情から明治文明開化事情を知ろう』
エントリーナンバー3番。『お嬢様の明治文明開化事情』
エントリーナンバー4番。『ロシア人革命家視点で明治文明開化事情を読もう』
エントリーナンバー5番。『ライトノベルとして明治文明開化事情を読もう』
以上、5作品のうち、一番読んでみたいテーマの番号を、web拍手でお送り下さいませ」
「大変申し訳ないですけれど、重複投票は極力ご遠慮下さいませ。
出来るだけ、興味のある方の多いテーマで描いていきたいと思っていますので」
「ちなみに連載期間ですけれど、1番と4番は元ネタの日記があることから長期連載コース、対して2番、3番、5番は比較的短期コースだそうですわ」
「締め切りは来週日曜昼12時まででお願いします」
「なるべく多くの方の投票を期待していますわ。
……1票1票1票の同票決着、というのは少し悲しいものがありますから」
「……普通にありそうだけどね、普通に。。。
尚、同票の場合、申し訳ありませんが、当方でテーマを決めさせて頂く予定です。
あしからずご了解下さいませ」


と云った所で、今週も最後までお付き合い下さった方、有り難うございましたm(_)m。
以上読んで頂けた通り、今週は次回テーマの決定投票となります。拍手ボタンを入れる際に、番号と出来ましたらハンドルネームを入れて投票して頂けますと幸いですm(_)m。
なお、web拍手でテーマについて質問を頂ければもう少し補足しますので、もう少し知ってから決めたい、と言う方はお気軽にどうぞ。