Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第24回−3

1876年12月11日 月曜日
今朝目が覚めると、ド・ボワンヴィル夫人からウィリイと私に、今日の夕食の招待状が来ていた。
シンプソン夫妻とショー家の人々と一緒にクリスマス聖歌の練習をして欲しいと書いてあった。
だけど今日の夕方は、イービー夫妻とコクラン夫妻とミス・ファニー・ギューリックを招待しているので、大変残念だったけれど、お断りしなくてはならなかった。
祈祷会は大勢が出席して、興味深いものだったけれど、それが済むと上記のお客様はそのままお残りになった。夕食は順調に運び、みんな楽しかった。
「今晩は。お邪魔しても宜しいですか?」
食事中に来訪したのは矢田部氏だった。他の方が帰られた後、ギューリックさんとウィリイと矢田部氏と私で、オーサーズというハラハラするゲームをした。
今日の矢田部氏の態度はよかったのだけれど、なんと十一時五分前までいらっしゃった!
「わたくし、このたび上野博物館の館長に就任することになりまして。案内して差し上げますから時間があるときに、勤務先の開成学校を見学しに来て下さい」
帰り際に矢田部氏はそう誘って下さった。