Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第25回−3

1877年1月8日 月曜日 
この前日記を書いた後、横浜へ行って、ヘップバン夫人のところに泊まっていた。
横浜で生涯最良の時を過ごしていたわけではない。土曜日には少し気分が悪くて、今日帰って来る時まで治らなかった。皆さんは大変親切にして下さって、沢山招待状を頂き、よく出かけたのだけれど、正直のところ、家に帰るのがとても嬉しかった。
アニー・ブラウンのパーティーには行かなかった。というのは、もし行ったらそこに泊まらなくてはならないことになるだろうから、それが嫌だったし、また横浜に来たのはヘップバン夫人に会うためだからである。
それでヘップバン家に着くと夫人に相談をした。
「クララさん、こんな老人たちに気を遣わずに行っていらっしゃい」
夫人はそうお勧めになったけれども、行かないことにした。夫人の口癖の「老人たち」のところに私がいたがったのをお喜びになったのは明らかである。
今日の夕方、江の島から帰ったばかりの矢田部氏が見えた……らしい。というのは、私は疲れていて早く寝てしまっていて、会えなかったからだ。
江の島のお土産に貝細工を持って来て下さったのだけれど、初めて見るものだったら、とても綺麗だと思ったことだろう。だけど、残念ながら、私は既に見ているのだ!