Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第32回解説

【クララの明治日記 超訳版解説第32回】
「16歳で男二人を天秤に掛けるなんて、クララ、恐ろしい子!」
「天秤に掛けていると云うより、前者の笠原氏は“遊び相手”、後者の大久保氏は“ただ憧れているだけ”じゃありませんの? 
もっとも2年前の、アメリカでの恋愛遊戯は分かりませんけれど」
「いずれにしろ“お遊び”なんだとは思うけどねー。あれだけ熱心なキリスト教信者なんだし」
「その割に貴女のところの……というのは、まだずーっと先の話でしたわね」
「さて、話変わって、久しぶりに政治向きの話を。この年の2月“西南戦争”が勃発しています。この7月段階だと、かなり官軍が押し込んでいるところね。
歴史の教科書だと結構あっさり官軍が勝利したように思えるけど、歴史書wikiなどで改めて確認してみると、相当の激戦の連続だったみたい」
「でも、この何処にも“旧藩主が旧家臣たちを招集して参戦した”のように記述はないようですけれど?」
「うーん、ひょっとしたら徴兵制度を勘違いしているのかな? それとも本当に旧藩として義勇兵扱いで送り込んで、政府からの心証を上げようとしているのかな? 
すぐ後のクララの日記で出て来るけど、桑名藩旧藩主である松平定敬氏もこの後、熊本まで出向いているようだし。クララんちの高木さんをお供に」
「いずれにせよ、高木氏に“頼まれた”お医者さんはさぞ“恐ろしかった”でしょうね。なんせ……」
「そんな高木さんの“クララは冗談だと思っているけど、実は全然冗談には聞こえない”話はまた来週」
(終)


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