Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第71回解説

【クララの明治日記 超訳版解説第71回】
「今週は随分と解説すべき話に困る回ですわね、大鳥家の内情については先週書いてしまいましたし」
「確かに、今週は特に解説すべきような話がないからねー。
でも全くしないわけにもいかないから、私がクララに教えた諺の解説を。
『鬼も十七』
「これは一般には『鬼も十八、番茶も出花』って知られている諺ね。前だけでは意味不明だろうけど、後ろまで聞けば知ってる人は少しは出て来るんじゃないかな?」
「全然前後の脈絡が繋がっていないように思えるのですけれど、どういう意味ですの?」
「こういう解説は、グーグル先生に任せるのが一番。一番分かりやすいのはコレかな?」
『醜い鬼も年頃になればそれなりに美しく見え、粗末な番茶も湯をついで出したばかりは香りがよい、という意味から、醜い者も、年頃にはそれ相応に美しく見えることのたとえ。
単に「鬼も十八」とも言い、年頃になれば人の世の情けを解するようになるものだという意味もある。現在は女性にいうが、古くは男女どちらにも使われた。
他に、「鬼も十七、茨も花」や「鬼も十七、山茶も煮端」という言い方もある。』
「なるほど、納得できましたわ。しかし意味は分かりましたけれど、この諺を一番面白いと考えるクララの感性の方が分かりませんわ……」
「クララ、我が親友ながら感性が何処かズレてるからねー。ズレている親友と云えば、おやおさんもだけど」
「そういえば、おやおさん、久々に登場ですわね。あなたがたが勉強と称し、如何に遊びふけっていたかも分かるエピソードの気がしますわ、特にお逸、あなたのことですけれど」
「……うっ、それを指摘されると痛いんだけど。
でもでも、おやおさんを交えての日常のエピソードは実は今回分が最後だったりするの。
この少し後におやおさん、正式に結婚しちゃうから」
「そうでしたの、それは残念ですわね。おやおさん、可愛らしいですのに。
しかし結婚されてもしょっちゅう遊びに来る方もみえるじゃありませんの、村田家のおひささんのように」
「あの方はあの方で特別……というより、忘れがちだけど、おやおさんは徳川家斉公の義理の孫で、正真正銘のお姫様だからねー。気軽に遊びに行くのはなかなか難しかったんだろうね」
「お姫様もお姫様で大変ですのね」
「前にも書いたけど、おやおさんは徳川家斉公の実の孫と結婚されて子孫を沢山残し、実は徳川直系の男系を残すのに貢献していたり」
徳川家斉というのは異常な子沢山で有名な将軍ではなかったかしら?」
「そう、でもその大半は早死にしちゃって、男子直系の子孫で孫の代までその血統が生き残ったのはごく僅か。更に曾孫の代になると、おやおさんの産んだ子供たちくらいしか私が知る限りいないんだよね」
「血統というものは遺伝的に弱くなると本当にひどいものですのね。さる高貴な家柄の方々もそうですけれど」
「そう考えると、おやおさん、実は凄く偉大なことを成し遂げることになるんだよね。
教師であるクララの想いとは全然違った成果だったろうけれど」
(終)


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