Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第108−1回

1880年1月10日 土曜
今晩ほど騒がしいことはこの家ではかつてなかったと思う。
築地の宣教師たちが私たちを驚かすために不意打ちのパーティをしてくれたのだが、あまりうれしい驚きではなかった。
七時半頃にディクソン兄弟とウォルター・カーティスが来たというので、食堂にお通しした。
ディクソソ氏は来ることになっていたが、ウォルターはよく知らないのでちょっと驚いた。
それから銅鐘が鳴って、大勢の宣教師が来て、家の小さな客間はあふれんばかり。
客は一時頃に帰り、私はうんざりした気持ちで床に就いた。
こう思っては悪いのだろうけれど、祈りと神への奉仕に捧げられた我が家が、宣教師たちのやかましい振る舞いで汚されたような気持ちだった。
勝氏が騒ぎに驚いて、お酒を飲んで笑っていると思われないかと気が気ではなかった。
あの人たちはお互いには気が合っているのだが、私だちとは合わない。
クーパー氏、ライト氏、ショー夫妻、ミス・ホアといったような私たちと同じ考え方をする人たちとの静かな小さな集まりとはまったく違う。