Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

しぶとくホラー系(?)話第四弾。小学生の頃、飛騨山中のダム湖で釣りをしたことが何度かあります。狙いは鯉。釣り場に車で行く途中、人っ子一人すれ違いません。ちなみに釣り場と云っても正式な所ではなく、崖を降りたところになんとか座って、釣り糸を垂らせるだけのスペースがあるというだけで、いま思い出してみると結構デンジャラスなレジャーでした。
鳥の鳴き声しか聞こえない完璧な静寂の場。時間の流れも、自分の立ち位置も段々麻痺していくような奇妙な感覚。ただ不思議なことに恐怖心を全く感じなかったのは“そういう世界”に対する親近感みたいなものが自分の中にあるのかな?
さて釣果の方ですが、一度だけ大物を釣り上げ刺身で食べました。ただちゃんと泥抜きしたものの、妙に生臭くてあまり美味しくないなあと幼心に思った覚えがあります。
そのダムの底に、いくつもの集落が沈んでいることを知ったのは、その後のことです……。