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偶には実生活で役に立つかも知れないお話を。『楽天が除細動器設置プラン！観戦中の急病人を迅速ケア』という記事が載っていました。
除細動器っていうのは要するに心臓へのカウンターショックのことですね。極一部の方のため分かりやすく説明をすると、高畑京一郎さんの「Ｈ２Ｏ」で藤岡武が変身するために使うアレですw。
ですが、医療ドラマの蘇生シーンなどを見て頂けれ想像できるかと思いますが、本物の除細動器ってのはあまりに扱いが難しく、専門にそれを学んだ方以外は医師でさえ怖くてろくに使えず、それ以上に一台何百万とかでとても大量設置など出来ないんです。で、それではマズイということで出てきたのが自動体外式除細動器、ＡＥＤです。これは所定の場所にその器具を当てると音声ガイダンスが流れ、その手順通りにやれば、講習を受けた方なら誰でも扱えるという優れもの。しかも値段も比較的安く一台五十万円程度。一昨年のカメルーン代表選手の死亡事故をきっかけに、サッカー場などでは既に設置が始まってますし、今年開催の愛知万博では何百メートルごとに設置されるとのこと。心停止は最初の数分の処置が全ての鍵となっていますので、大変便利で大切な機械と云えるでしょう。２月９日の「ためしてがってん」でも放送されるそうなので興味のある方は是非。
……って、でもそれを病院内で何十台も買うなんて勘弁して下さい(汗)。実は先日の救急室運営委員会でもこれが話題になったんですが、安いとはいえ要求分全て買ったら楽に一千万円以上。しかも機械の寿命は三年。何処にそんな予算が。重要性は分かってますけど、いくらなんでも置くべき場所をもう少し精査して貰いたいものです……。