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日曜恒例異文化交流クイズです。今回は金額に関する問題から。
江戸時代にも唯一関係のあった西洋の国、オランダは幕末・明治期にも目立たないモノの、日本に比較的友好的な態度をとってくれた国です。後の日本海軍の基礎である幕府長崎海軍伝習所で勝海舟、榎本武揚等に航海術を教えたのはオランダ人教官カッテンディーケですね(後のオランダ外務大臣兼海軍大臣）。　
さて幕府は海防の為、主にオランダを頼り軍艦をかき集めることになりますが、その中でも有名なのが当時の最新鋭艦「開陽丸」。幕府の特注で建造された全長70.5メートルのこの艦艇に積んだ大砲はなんと２６門。諸外国が売りつけたのが中古艦や老朽艦ばかりだったのに対し、唯一オランダは最新鋭艦を提供してくれた訳ですね。
但し当然「それなりの」代価は必要だったわけで、艦船の購入以外にも幕末の幕府は、武器類の購入、品川沖砲台の建造、横須賀製鉄所の建設、外国人殺傷事件に対する賠償金、薩英戦争の賠償金、下関事件の賠償金、長州征伐の費用等々で、とんでもない額の赤字を出しまくってます。
という事で、今回のクエスチョンは幕末幕府台所事情残酷物語w。次に現代の価値に換算した６つの金額をあげますが、これはいずれも幕府が幕末に「払わざるを得なくなった」お金です。では次の数字のうち、開陽丸の購入金額はどれでしょう！
１−３４９６億円。２−１８００億円。３−６００億円。４−２６４億円。５−２４０億円。６−６０億円。
ちなみに１８４２年当時の幕府の「年間予算」は僅か１６００億円です。それから約２０年後とはいえ、幕府の財政担当者には毎度毎度、気が狂いそうな出費だったかと。回答はいつものように火曜日の２２時まで。web拍手でお待ちしています。