Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

月曜恒例異文化交流クイズ。「一少女の視点からの明治開花」シリーズ第6回は「マリみて」読者ならば、瞬時に理解できるクララを巡る人間関係w。以下主要人物紹介。
福沢祐巳 =クララ・ホイットニー(アメリカ人)
島津由乃 =勝逸子(勝海舟三女) 
藤堂志摩子=キン・ユウメイ(清国人。アメリカ人夫妻の養女)
小笠原祥子=アニー・ワシントン(アメリカ人。ワシントン大統領直系の孫)
佐藤聖  =コードン・カミングス(英国人。侯爵令嬢)
クララと逸子については既に何度も書いてきましたので省略。ここまでの紹介で、祐巳由乃さんにに喩えるのは、大体ご理解して頂けるかと。
まずは前回もチラリと登場した、初代大統領の直系の孫であるアニー・ワシントン。クララと初対面した明治9年の時点で21歳。その若さで女子師範学校(東京女学校)で教鞭を執り、綺麗で知的でだけど「見た目もなさることも17歳くらい」と破壊力wも抜群。クララの日記には、常に憧れ的な存在として出てきます。クララの父親は商学校の校長はしていたとは云え、学校があったのは片田舎のニュージャージ。そこで木訥に暮らしていたクララからすれば、ワシントンの直系の孫で、なおかつ美人で頭も良いアニー・ワシントンは憧れて当然とも云える存在だったのでしょう。
さて引き続き、清国人の少女キン・ユウメイもまた、クララとは親友になっていきます。彼女は元々清国人の牧師の娘だったのですが、孤児となったところをアメリカ人宣教師マッカーティの養女となり、彼が開成学校の英語教師として明治政府に雇用されたことで、一緒に日本にやって来ます。クララとは明治9年11月23日の初対面の時からうち解けたらしく、しかも日本に来る前に2年アメリカに滞在していただけあってクララ曰く「英語を私と同じくらい上手に話す」……って、クララさーん、アナタの母国語は何処の言葉?w しかもこの時点で彼女はまだたったの13歳でしたが、クララより遙かに大人で……
『ユウメイはとても独立心が強く、将来先生になるつもりだと言う。私はちょっと吃驚して、あっかり「え、あなたが!」と言ってしまった。ユウメイは「あら、どうして先生になっちゃいけないの。他の人だってなるでしょう」と少し怒ったように言ったので、私ははっとして言い直しをした』。
……クララ、三歳下の女の子に圧倒されてますw。もっともクララの日記を読むと、志摩子さんに喩えるにしてはこのユウメイ、少々自負心が強すぎる子のようでしたが、彼女は後に立派に大成し、アメリカで教育を受けた清国人の女性としては初めて「ある職業」につくことになります。さてここで今週のクエスチョン。このユウメイ、長じた後、どんな職業に就いたのでしょう?
回答は木曜日の22時まで、web拍手にてお待ちしています。
そして解答編では、クララの日記に登場する中で一番の愉快な人物、コードン・カミングスの御紹介も予定していますのでお楽しみに。伊達に佐藤聖に喩えてませんw。
更にクララ曰く「ミス・ゴードン・カミングス――いや、ゴーゴンと云った方が良いのだが――」とハッキリ書き記していたりしますので、佐藤聖にして、Fateのライダーさんだったりもしますw。