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藤ねえ役の伊藤美紀さんの超ハイテンションは楽しいものです。相方の「素」の漢字の読み間違いツッコミはお見事でした。
引き続き読書強化週間。本日の読書は、はやみねかおる先生の夢水清志郎シリーズより「亡霊は夜歩く」。
元小学校の先生で、子供達に読ませたいミステリを探求しているうちに、ご自身が作家になってしまったと云う素敵な経歴を持つ、はやみね先生。そんな方の作品ですから、ミステリと云っても陰惨な事件は殆ど起こらず、どの作品の探偵役も皆変人揃いwですが、ただ事件を解くのではなく、どんな結末が関係者達にとって一番幸せな結末なのかを一番大事に考えるような優しい面々ばかり。と云っても、ただ「ほのぼの」だけではなかったりもするところもまた、匙加減が絶妙だったりします。
このシリーズは元々ジュニア向け小説として十年以上前から刊行が始まり、既に現在１４作品。一般読者も簡単に手に取れるようにと講談社文庫で文庫化が始まりましたが、まだ今作で２作目。ということで、今後末永く楽しめるのが有り難いところです。殺伐とした物語に疲れたときなどには、オススメです。講談社ノベルズから出ている「虹北恭助」シリーズも、是非。