Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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本日、「月刊日本」という雑誌の11月号を読んでいたところ、平野貞夫参院議員のインタビュー記事「小沢一郎は歴史を変える政治家になれ」が載っていました。ご存じの通り、平野氏は小沢氏の側近と言われ、2004年に政界を引退した後も、口下手で説明嫌いの小沢氏の代弁者として、たびたびメディアに登場している人物です。また、小沢氏の関連政治団体の会計責任者を務めていることも、以前のエントリで何度か触れました。
でまあ、平野氏の小沢論自体はいつものアレなんでいいとして(それはそれで「小沢氏の衆院選勝利は妙見信仰の力」などと興味深いのですが)、鳩山首相論には新鮮な驚き、いや衝撃を受けました。これはちよっと凡百の評論ではない、なかなか他の人には語れないものではないかと。とにかく、その部分を紹介します。

聞き手 普天間の問題をはじめ、鳩山首相にはブレがあるようにみえる。
平野氏 鳩山由紀夫という人の性格は、ブレるとかブレないとか、あるいは頑固か柔軟かとか、通常の人の性格分析ではとらえきれない。ここにこそ、鳩山政権の特徴があるのだ。良く言えば彼の守護霊、悪く言えば背後霊、つまり彼を操っているエトヴァス(或るもの)が、悪戯をしていると考えたらどうか。本来ならば、彼は普通の科学者なのだが、そのときの守護霊によってその行動は変化する。一見ブレたように見えることをブレたと考えては、彼の行動はとらえられない。彼は、いわば意識的「夢遊者」といってもいい。

…これは一体、何の暗喩なのでしょうか。読んでしばし、吹き出していいのか大まじめに受け取るべきなのか、結局どうしろと言っているのかと悩み、結論として考えるのをやめました。平野氏は当然、鳩山氏のこともよく知っているわけですが、そうですか、そうきますかと。
 ちなみに平野氏は小沢氏ではなく鳩山氏周辺の官僚出身議員の発想(?)だとして、民主党の現在のあり方についてはこんな批判もしています。これは素直に納得できます。

平野氏 議員立法を禁止するなどという言葉は使ってはならないものだ。これは、国会議員の立法権を犯すことになる。憲法第41条には「国会は、国権の最高機関であって、国の唯一の立法機関である」と謳われている。そもそも憲法発足時には学者や政治家の中に「政府には憲法上法案の提出権はない」と解釈運用すべきとの強い意見があったのである。政府に法案の提出権を認めているのは内閣法の第5条である。法案を内閣で一元的に決めることは構わないが、党がそれを議員立法禁止と表現してはいけない。つまり、憲法の感覚が決定的に欠如しているのだ。
 閣議で、官僚の記者会見を原則禁止することを決定したことも大きな問題だ。これも憲法に抵触する可能性がある。国民には知る権利があるからだ。官僚は政治家と異なり行政の実務や技術的専門的事項について、記者から要求があれば応じて説明するのが憲法の原則である。

…また、かねてから不仲とされる藤井裕久財務相に関する論評は、やはり手厳しいものでした。

平野氏 藤井氏は官僚の立場に立っていると言わざるを得ない。しかも、藤井氏は発言に慎重さが足りない。為替の問題について不用意に発言したり、補正予算の絞り方について公然と数字を言ってしまったりした結果、混乱を招いた。

…以前のエントリで書いたように、私はかつて自由党担当だったころ、毎晩のように藤井氏(当時・幹事長)に夜回りをしていた相手ですし、「同病者」なので他人のことは言えた義理ではありませんが、一つ懸念していることがあります。それは、まだあまりメディアは指摘していないようですが、ずばりアルコールの問題です。彼は日常的に、かつかなりしたたかに呑む方なので…。
 さて、あすはようやく臨時国会が始まり、鳩山首相所信表明演説を行います。彼を操っている「或る者」が、どんな悪戯をするのかとりあえず、楽しみにしていたいと思います。
《ワンポイントメモ》
>>良く言えば彼の守護霊、悪く言えば背後霊、つまり彼を操っているエトヴァス(或るもの)が、悪戯をしていると考えたらどうか。
>>本来ならば、彼は普通の科学者なのだが、そのときの守護霊によってその行動は変化する。
>>一見ブレたように見えることをブレたと考えては、彼の行動はとらえられない。彼は、いわば意識的「夢遊者」といってもいい。
………ええと、何か悪い宗教か何かでしょうか?