Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第13回−2

1876年4月15日 土曜日
今日母はひどく気分が悪く、外出できないので私も家にいた。
きのう季節風が吹いたが、雨のない小さな台風といったところで、まったく無害だった。今夜また風が出てきたが、どの程度ひどくなるのかは分からない。
東京会議所がこの敷地に、今ある門番小屋を台所にして、現在の家より小さいけれど、新しい家を建ててくれることになった。学校の理事の小野寺氏はとても親切で、何かと援助しようとして下さる。英語も素晴らしく、とてもいい方だ。
おや、風が強くなってきた。怖いからあまりひどくなりませんように。
だけど、神様を信頼しない自分に腹が立つ。風だって神様の下僕なのだ。どうして人間性というものは、何に対しても満足することがないのだろう? そしていつも、もっといいものを欲しがるのだろう?