クララの明治日記 超訳版第16回−4
1876年6月6日 火曜日
今日また癇が高ぶって、この世で友達がみんないなくなったような感じがする。
時々むしゃくしゃしてくるのが自然のようになってしまって、それが起きると、まったく憂鬱になる。ここ、日本に来てから、私はこういう発作をよく起こす。そして、優しく甘い母親を持った何の苦労もない、この年の少女として感じられる限りの、不機嫌や不幸感に襲われてしまうのだ。
1876年6月6日 火曜日
今日また癇が高ぶって、この世で友達がみんないなくなったような感じがする。
時々むしゃくしゃしてくるのが自然のようになってしまって、それが起きると、まったく憂鬱になる。ここ、日本に来てから、私はこういう発作をよく起こす。そして、優しく甘い母親を持った何の苦労もない、この年の少女として感じられる限りの、不機嫌や不幸感に襲われてしまうのだ。