Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第21回解説

【クララの明治日記 超訳版第21回解説】
「本日分はクララの暇そうで忙しい毎日でした。私の弟たち二人も本格的に初登場ということで以降宜しく」
「……お逸。貴女、お嬢様のくせに、本当にお転婆でしたのね。鞍もない馬に乗って、挙げ句の果てに暴走させるなんて」
「お嬢様って云っても所詮成り上がりだからねー。これは父様の言い種だけど。
でも確かに幕府の時代に、町中であんな真似したら父様に激しい叱責が行って、下手をすると私も何らかの罰を受けたかも知れないけど。そういう意味ではご一新万歳、だよね」
「なるほど、確かにそれはそう云えるのかも知れませんわね。
ところで……また変な属性を付加させましたわね、矢田部氏に」
「矢田部氏が出てきた店の看板に『メ○ンブ○クス』とあった、か書こうと思ったんだけど、流石に自重自重」
「当たり前でしょうが!」
「いやー、これまで百年も不遇な境遇に置かれていた矢田部氏の名誉挽回にと思って」
「かえって逆効果ですわよ!」
「さて、そろそろ真面目な話だけど」
「最初から巫山戯ているのは貴女だけでしょうが!」
「いつものように突然現れるクララの宗教話だけど」
「ええ、今回は宗教と云うより、女性問題でしたけれど」
「大体の日本観察者の記録が、日本の女性の地位がそれほど低くないことを記しているのに対し、クララは異議を唱えているよね」
「ええ、そういう意味では貴重といえば貴重なのだけど、偏っていると云えば偏っていますわね。クララ、日本に来るまでアメリカのそれなりに裕福な地域でしか暮らしたことないのですもの、仕方ありませんわね。実際に、当時の世界基準に照らせば、日本人女性の地位は随分高いと思いますわよ。特に日本に来る前に、わたくしの故郷である清国に寄ってきた外交官や宗教家にとっては」
「纏足、だっけ? 流石にアレを見た欧米人の嫌悪感は強烈だったみたいだよね」
「全ての女性がそんなことをしていたわけではありませんけれどね」
「さて短めですが、今回の所はこの辺で。次週はクララの初めての勝家本格訪問の模様をお送りする予定でーす」
(終)


と云った所で、今週も最後までお付き合い下さった方、有り難うございましたm(_)m。
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