Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第22回−5

1876年11月8日 水曜日
夕方お客を招待しているので、みんなとても忙しかった。
幸いなことに、昨夜あらかた準備をしてしまったし、それにお客様にも段々慣れ、使用人達の訓練も大分ゆき届いてきた。もっとも使用人たちには今でも苛々することはあるけれど。
昼食後、母と買い物を兼ねて、新鮮な空気を吸いに出かけた。大きなコップとフィンガーボールと缶詰と花を買い、帰宅して花を家中の花瓶に活けたが、菊と椿と、幅広の長い葉のついた何か珍しい植物だった。
富田氏がとても早くおいでになり、間もなく奥様がお見えになった。次においでになった津田氏は可愛い陶器の茶道具と、綺麗な鉢に入った美しい柊の木を下さった。大鳥氏、勝氏と続き、最後は福沢氏だった。杉田氏と箕作氏はご病気でいらっしゃらなかった。晩餐はとても好調子に運んだ。