Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第22回解説

【クララの明治日記 超訳版第22回解説】
「如何でしたか、クララにとっての初の我が勝家訪問は?」
「……なんだか妙に百合百合しい場面があったのは気のせいかしら?」
「へへへっ、クララと服の取り替えっこ♪ 羨ましいでしょ♪」
「気持ちの悪い笑い方はおよしなさい! 折角の少女らしいほのぼのとした一コマが台無しでしょうに!」
「ちなみに、夏コミ用のサークルカットで描いて頂いたクララは、私とこの服の取り替えっこしたときのシーンをイメージしてます♪」
「……お逸の戯言はさておき、これは明治9年当時の勝邸の様子を正確に描いた物として、非常に貴重な資料ですわね。勝家の間取りまである程度まで分かりますし。
それと勝夫人、つまり民夫人のことですけれど、賢夫人にして、子供っぽいところもある、というのが本当によく伝わってきますわね」
「母様に関しては今後もクララの日記に頻繁に登場してくるので、私との“関係”については改めてまた」
「さて、今回は時間がないので最後の部分のところに飛ぶことに致しますけれど、11月8日のクララの家での夕食会の参加者についてですけれど?」
「……この数年後から、うちの父様に新聞誌上で集中砲火を浴びせる某F沢氏も普通に一緒の場に来てるわよね」
「お逸、全然伏せ字になっていませんわよ……」
「一応解説しておくと、今回の会席参加者、みんな幕府関係者。大鳥氏は榎本のおじさまと一緒に最後まで新政府に抵抗して函館戦争まで戦っているし、津田氏は外国奉行通訳としてF氏と一緒にアメリカ行ってるし、富田氏は父様の直系の弟子だし、来る予定だった杉田翁と箕作翁も幕府の学問所関係者。
さて、問題です。この頃は仲良く会席に参加している父様とF沢氏ですが、なんでこの頃にはF沢氏は父様を批判せず、もっと後年になって批判するようになったのでしょうか?」
「……いや、そんなこと、外国人であるわたくしに云っても」
「大体“新政府の禄を喰むのがけしからん”というなら、大鳥氏だった同じよね。榎本のおじさまを批判するなら、同じように函館戦争で最後まで徹底抵抗した大鳥氏も非難しないといけない筈なのに、寡聞にして福沢氏が大鳥氏を非難しているのは聞いたことないよね。二人とも明治政府の高官になったのに!」
「……はいはい、借金を断られての逆恨み、って云いたいわけね、分かりました分かりました」
「ぶーぶー、誠意がない、誠意が!」
「わたくしに当たっても仕方ないでしょうが!」
「さて、そんな我関せずのユウメイですが、来週は遂に本格デビューとなります。ツンデレ娘好きな方はお楽しみに!」
「誰がツンデレですの、誰が!?」
(終)


と云った所で、今週も最後までお付き合い下さった方、有り難うございましたm(_)m。
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