クララの明治日記 超訳版第２６回−３

１８７７年１月２５日　木曜日
私はまた勉強を始めた。哲学、綴字法、ラテン語、文法、文学、それからフランス語。
母は私の勉強をとてもよく見てくれて、本当に嬉しい。
母は元気だし、私には大好きな勉強があるし、訪ねて話し合うことのできる素晴らしい少女たちはいるし、それから何よりも、神様と親しくしていて、それが私の喜びをますます強いものにしてくれる。
今日の午後、津田氏に会いに行った。ご親切に、日本語の習字帳を山のように下さったのだけれど、カタカナ、ヒラガナ、日本のいろいろな都市や町を書いた文字、その他沢山の感じなど、私の習いたくてたまらないものがなんでも入っている。
今、自分の英語の他に三つの言語が身近にあるのだ！　ラテン語と、フランス語と日本語。単なる生かじりで終わらせたくないものだ。