Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

クララの明治日記 超訳版第29回−2

1877年3月29日 木曜日
今日お逸は夕食の手伝いをするため、授業後も残っていた。
ランキン氏と杉田氏の令息がアラスカ号で出発するので、おやおさんとおすみ、それに少年たちの授業はお休みとした。
二人の若い友達がこんなにすぐ行ってしまい、もうここにはいなくなるのだと思うと正直気が滅入る。
それでも、ともかく夕食の準備をした。勝氏と大鳥氏、それに上杉茂憲氏という大名が出席なさり、ランキン氏が上杉氏を紹介して下さった。
上杉氏は六年ばかりアメリカにいらっしゃって、私たちはすっかり忘れていたけれども、中原氏と一緒にうちにみえたことがあるそうだ。とても楽しい夕べだった。