Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第32回−3

1877年6月20日 水曜日
今朝早起きしたが、起きると間もなく精養軒の給仕が朝食を持って来た。
修辞学を暗唱しているとジェニー・ヴィーダーから手紙がきた。
横浜へ行ってテネシー号の歓迎会に出なくてはならないから、今日の会合には行かれないとのことだ。
しかしエマが来たので楽しかった。
私が日記から箱根旅行の件を読むと、エマはとても面白がった。
「出版したらいいのに」とまで云ってくれた。
そうそう、書くのを忘れていたが「日本の街頭情景」に関する私の作文が、フィラデルフィアのブルース氏の「プレスビリアン」誌に載ったことがある。
それは優秀賞を貰い、我ながら上出来だったと思う。
エマと二人で昔の作文や努力の跡を見て笑った。
母は富田夫人と一緒に津田夫人を訪ね、留守中にチャップリン夫妻がみえたが、母の留守中に来られたのは二度目である。
神田孝平氏が、ミス・キダーの学生で英語のとても上手な若いお嬢さんを連れておいでになった。