Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第33回−6

1877年7月28日 土曜日
昨夜は本物の台風が荒れ狂っていた。
それでも今朝はもう出て来ないのではないかと思われた太陽が顔を出した。
使用人がテイとヤスだけになったので、仕事は山のようにある。
新しい料理人の万吉はバターとチーズを見たら気持ちが悪くなって、逃げ出してしまったのだ。
勝家の人々は万吉の弱虫加減を大笑いした。
万吉は「四日経ったら戻る」と約束したのだけれど、後になって「郷里の新潟の近くの越後に帰る」と言い出した。
とても丁寧で、正直そうないい人だったので、残念で残念で仕方がない。