Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第41回−3

1878年2月15日 金曜日
私はお菊ちゃんにベッドを整えたり、そのほか私の朝の仕事を手伝って貰った。
その間、私の大きいスリッパを履いて、ぱたぱた歩き回りながらあどけないお喋りを続けた。
私のスリッパが大好きになったのだ。
お逸が一日中いて、お菊ちゃんから色々なことを聞き出して面白がっていた……最初のうちだけは。
「おひな姉様は本当は十九歳なのにいつも十七歳と云っているの」
「おゆき姉様は本当は十七歳なのにいつも十五歳と云っているの」
「お母様はおゆきさんと六三さんが一番お気に入りで、私のことなんてあまり気に入っていなかったの」
「次郎さんはお母さんが亡くなったと聞いた時に、もう叱られないからと喜んでいたの」
……段々お菊ちゃんの発言が危険領域に入っていったので、私は勿論、お逸も黙ってしまった。
夕食に小鹿さんがみえたが、大変なご機嫌だった。
上杉氏は熱海へ明日行かれるのでお別れの挨拶にみえた。
母はお金のことを心配している。