クララの明治日記 超訳版第41回−5
1878年2月17日 日曜日
おやおさんの七十日の喪が明けたので、以前のように人力車で乗り付けてきた。
前にも増して美しく、控えめな身なりであった。
前に習ったことは少しも忘れていないばかりでなく、前よりも知識が増したようにさえ思われる。
美しい声でみんなと一緒に歌も歌った。
あの方が仲間に戻ってくれて本当に嬉しい。
こまつ、武夫、梅太郎、七郎、お逸、おせき、おやおさん、すみ――今日はこれだけの人がみんな集まった。
テキストは、種を蒔く人の話だった。