Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第45回−2

1878年4月13日 土曜日
今日は村田氏、富田氏、高木氏と目黒に行く予定で、大いに楽しみにしていた。
昨日富田氏も高木氏もみえて「ちゃんと支度をしておくように」と云われた。
ところが九時頃から突然の烈しい雨。
がっかりした私は諦めてお菓子を作ったりして気を紛らわした。
私たちの新聞「東の星」のことについて、ガシー・ヴィーダーから面白い手紙がきた。
私はもう社説は書き上げてあるし、各欄の区分も済ませた。
きっと面白いものができるだろう。
土砂降りの中を、勝夫人とお逸がやって来られたのには吃驚した。
「“おいっちゃま”がどうてしても来ると云ってきかなかったのですよ」
勝夫人は笑いながらそう仰った。
本当に仲の良い、まるで友達みたいな母子だ。
お逸と勝夫人が来てからは、とても楽しい一時であった。
それにお逸がすっかり元気になって嬉しい。
「勝の別邸が向島にありますから、是非いらしてくださいね」
帰りがけに夫人から、そうご招待を受けた。