Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第47回−7

1878年5月24日 金曜日
昨日と今日はまったく怠けてしまった。
昨日は何もする気がしなくて『スペクテーター』と『マーミヨン』を読んで過ごした。
私の進路ははっきりしているように思う。
私は文学以外のものはすぐに退屈してしまう。
けれど、文学だけはますます魅力を感じる。
文学は人生に対して高尚な目的を持たせてくれて、他のものは全てつまらなく見えてくる。
今朝、小鹿さんが来て、ウィリイを乗馬に誘って下さった。
小鹿さんは素敵だった。
でも私には気にかかることがあるのだ。
明日お逸がマレイ夫人のところに行くのが、私はとても嫌だ。
マレイ夫人は私たちを敵視している人物だ。
理由は私たちが勝家と親しいから、というくだらないもの。
私はどうやら嫉妬深い性質らしい。
お逸がマレイ夫人のところへ行くことに嫉妬し、ディクソン氏がヴィーダー家に行くのにも嫉妬を感じる。
こういう性質は直さなければならないと思う。