Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第48回−3

1878年5月30日 木曜日
母は悩みに強く耐えているが、私はその支えとなれますように。
私たちはどうしたら良いのかお導き下さい、と祈っている。
富田氏はこの話を聞いて、驚き呆れておられた。
今日の午後会った大鳥氏も同様だった。
「納得がいかない」。そう云われた。
つい二週間ばかり前に府知事の楠本氏に会われ、私たちが普通の家族ではなく、家と友人を捨てて、それもお金のためではなく、人々の役に立つために日本に来た立派な人たちだ、ということを説明しておいて下さったということである。
大鳥氏のご親切な言葉に私たちは大いに慰められた。
娘のおゆきさんも気持ちよく相手をして下さった。
今朝は上杉氏も見えて、土曜日に行われる友達の結婚式に招いて下さったが、私たちは行かれそうにもない。
深沢氏が誰よりも楠本知事に対して影響力があるので、ウィリイは今日深沢氏を訪問した。
でもどちらも矢野ほどの実力はない。