Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第49回解説

【クララの明治日記 超訳版解説第49回】
「最初に断っておきますわよ。クララが参加したYMCAというのはキリスト教青年会、つまりYoung Men's Christian Associationの頭文字であって、決して西城秀樹の歌詞ではありませんことよ」
「…………えっ!? な、なんでっ………!?」
「そこまで絶句することですの、これが!?」
「いや、だって、それじゃあ、一体西城秀樹の歌詞の“YMCA”って、なんなの?」
「そんなこと知りませんわよ。こういう時にネットは便利ですわね。では検索、っと」
「ヤングマン」に「Y M C A!」という歌詞があります。これは、何かの頭文字をとったのでしょうか?
「…………………………」
「今度はメイが絶句してどうすんの? なになに?
『ですが、西城秀樹が歌っていた「ヤングマン」中で歌われる「YMCA」は、別の意味を持っています。ヤングマンはもともと米国のヒット曲のカバーですが、原曲Village Peopleの"YMCA"(1987年)での真意は、キリスト教関連の賛歌という訳ではありません。
Village Peopleは、米国の同性愛ミュージシャンのグループで、基本的に曲は同性愛者の応援歌です。上記のYMCAはスポーツ施設や宿泊も提供していますが、米では同性愛者が集まることが多かったようです。』
へー、“基本的に曲は同性愛者の応援歌”だって。知らなかったー」
「笑い事じゃないでしょ! 日本国民は知らずに嬉々として同性愛者賛美の歌を歌っていましたの!?」
「まー、いいんじゃない? 日本人の変態っぷりはもう世界に知られているところだし。
ほら、最近ではパンツが空を飛ぶアニメ作ってまた新たな“伝説”作ったところだもん」
「……わたくしは清国生まれのアメリカ人ですから、お好きになさい、としか云えませんけれどもね。。。」
「じゃあ、本題に戻ろっか。今回はちょっぴり真面目な話があるから」
「冒頭、青山墓地の様子ですわね。大鳥圭介夫人、大久保利通黒田清隆夫人。ある意味、歴史の一ページそのままの縮図ですもの」
黒田清隆夫人の“死にまつわる疑惑”から、大久保利通公暗殺まで、暗殺から僅か二週間足らずで早くも“歴史”になっているわけで、凄いといえば凄いという現場に立ち会ってるよね。
それに個人的なことを云えば、この青山墓地でアンナ先生から復活についての話を聞いたことも、後年。。。」
「それはまだ随分先の話ですから、その機会になさい」
「そうだね、湿っぽい話になっちゃうしね。
さて後は、と。今回から本格的に登場することになった“森夫人”は、名前を常さんといって、現在では日本で初めての“婚姻契約”を締結したことで有名なんだけど」
「何か云いにくいことがあるようですわね?」
「うん、現在では“デリケートな問題”が含んでいるお陰で、逆に好奇の目で取り上げられることは表立ってはなくなったんだけど、当時はいろいろ、ね。。。」
「随分と気を持たせる云い方ですわね?」
「少なくともクララの日記に登場する森夫人の姿を見ている限り、当時巷間で盛んに語られた“悪い噂”は到底信じられないんだけどね。
これについては詳しい資料も最近手に入ったことだし、また改めて」
(終)


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