Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第50回−2

1878年6月20日 木曜日
今日、ウイリィが横浜に行くというので、母は私にも一緒に行くようにと云った。
二時の汽車に乗ろうと出かけたのだけど、駅に駆け込み、汽車の扉が閉まる直前に乗ることができた。
ポート氏も同じ汽車だったし、とても厭なイギリス人が二人と、太り過ぎの日本人が一人いた。
ウィリイとポート氏は話し込んでしまい、後の三人は眠ってしまったので、私は『スコットランドの歌』を読んでいた。
横浜に着くと、真っ直ぐにヘップバン先生のおうちに行って歓迎された。
夫人に我が家の苦難の話をした。これを話すためにこそ私はやって来たのだ。
夫人は同情して下さったが、しばらくして、先生が私を子馬に引かせた馬車に乗せて、時計屋に行くお伴をさせて下さった。
途中で先生に日本の宗教のことを尋ねた。
私は日本の宗教について、ちょっとしたエッセイを書きたいと思っているのだ。
今日は疲れたので早く寝てしまった。