Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第55回−1

1878年8月22日 木曜日
同人社の先生方五名が父や私たち家族と顔合わせをするために、中村正直氏の養子である中村一吉氏と連れだってみえた。
静かな気持ちのよい話し合いだった。
中村氏が一番感じの良い青年だったけれど、もう一人、もっと若い素敵な青年がいた。
後の方たちより年上の方が二人おられたが、その中の鈴木氏という方はとても陽気な方だ。
お逸が来て、接待を手伝ってくれて助かった。
はじめに緑茶を出し、次にコーヒー、サンドイッチ、クラッカー、いろいろのケーキ、アイスクリーム、桃、そして最後にまた緑茶。
我ながらとても凝った夕食だった。
「大変おいしいですね」
中村氏がアイスクリームを召し上がりながらそう云われたが、他の方々も同意見だったよう。
少しゲームをして遊び、音楽をし、写真を眺め、男性陣は煙草をふかし、そしてやがてお礼を何度も云って帰って行った。