Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

クララの明治日記 超訳版第55回−5

1878年8月26日 月曜日
昨夜母が急病になった。
こんなことは久しくなかったのだけれど、二年前に罹ったのと同じ病気で、あの時は午前三時にアンダーソン先生を呼びに行ったのだった。
父もアディも使用人たちもみんな寝込んでいて、こんな時に呼べる女の人もお医者さんも知らないので、私はとっても心配だった。
でも母の指図通りに、医者と看護婦の二役を一手に引き受けて、できるだけのことはした。
お逸の授業は私が教え、マギーは帰った。
丁度一週間家に泊まっていたことになる。
村田夫人がみえて夕食までいたが、私はお相手をしながらも、母のことばかり心配していた。
お逸も残っていて、賑やかに遊んだ。
お逸が私を手伝ってくれる思いやりが有り難い。
母は今夜は快方に向かって嬉しい。